Archive for 6月, 2012

転移大腸がんの2次治療抗がん剤

月曜日, 6月 11th, 2012 | Permalink

転移性大腸がんの二次治療にベバシズマブの継続投与が有効と判った。

転移性大腸がんの一次療法として、ベバシズマブ+化学療法の併用治療に効果が得られずがんが進行した患者に、継続してベバシズマブを投与した化学療法を行うことで、全生存期間(OS)が延長することが確認された。さらに、ベバシズマブでの治療期間が延びても、ベバシズマブ関連の有害事象が増えないことも示された。

米国・シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO2012)での発表。

前立腺がん の生存率向上する治療法

月曜日, 6月 11th, 2012 | Permalink

前立腺がんの治療に際しては、アンドロゲン遮断療法(ADT)の単独療法よりも、アンドロゲン遮断療法(ADT)と放射線療法(RT)の併用治療が、生存率を向上させることが大規模な治験で判明した。

前立腺がん治療の研究調査の対象は、局所進行性前立腺がんもしくは限局性前立腺がん患者1205例で、調査期間は1995年~2005年の10年間。持続的ADT療法+RT併用療法(603例)、持続的ADT単独療法(602例)の結果が分析された。

これらの結果から、ADTと放射線療法の併用は、放射線療法が適切とされる局所進行前立腺がんの全患者に提供されるべきと結論付けた。