Archive for 5月, 2012

胃がん,卵巣がん,子宮がんの名医

月曜日, 5月 21st, 2012 | Permalink

がんの手術は、特に女性特有のがんである子宮がん、卵巣がんなどの場合、術後の患者の生活や精神面を考え、傷口を小さくしつつ、がんだけを完璧に取るかが問われる。

子宮がん、卵巣がんは転移が懸念されるために全摘出手術が多い。しかし、傷痕に心を痛める患者の想いとがんの再発リスクを比べつつ、両立させることが、「がん名医」なのだ。

子宮がん、胃がん、卵巣がんの名医を下記に挙げる。

  • 兵庫医科大学病院:笹子 三津留 医師
    胃がん手術の最前線で執刀しているは、 2007年まで国立がんセンター副院長だった笹子医師は、デスクワークよりも現場での執刀を優先して退職し、現在の兵庫医科大学病院へ異動した。2千件を超える執刀数もさることながら、後継者を育てるという強い気概にも信頼は高い。
  • がん研有明病院(東京):滝澤 憲 医師
    がん研有明病院は子宮がんの手術件数が毎年国内1位。病院全体のモチベーションが非常に高く、技術力も国内トップ。
  • 北海道大学病院:櫻木 範明 医師
    子宮がん手術の『北大式』というオリジナルの手術法を開発したことで有名。子宮摘出の際、残すべき神経組織をていねいに残すことで排尿障害などの合併症防止を図る。患者とのコミュニケーションが密であることも評判が高い。
  • 筑波大学附属病院(茨城):吉川 裕之 先生
    進行したがんや取りにくい場所にできたがんの手術に対して、高い生存率を上げている。高い技術的で評価が高い。
  • 埼玉医科大学国際医療センター:藤原 恵一 医師
    「子宮摘出手術時の神経温存術」をオリジナルでを発案した。卵巣がんの手術にも定評。
  • 倉敷成人病センター(岡山):安藤 正明 医師
    子宮がん、卵巣がんには、保険適用が認められていないために高額な腹腔鏡手術を8千例以上成功させている。治療費が高額(140万~200万円)でも頼る患者が増える技量がある。

腎細胞がん新薬の治験結果が良好

金曜日, 5月 18th, 2012 | Permalink

開発中の進行性腎細胞がん治療用の抗がん剤新薬「チボザニブ(アステラス製薬)」が良好な治験結果を得ている。

抗がん剤新薬「チボザニブ」は、既に承認を取得している既存の抗がん剤である「ソラフェニブ」より良好な治療効果が示されている。

チボザニブはソラフェニブよりも投薬でがんが悪化しない期間(無増悪生存期間)が長くなり、副作用も少ないという実験結果。

1年以上のがんを悪化させずに現状に留める効果は画期的な抗がん剤新薬との期待が高まる。