がん克服、体外受精で妊娠成功

がん克服後の妊娠に成功

卵子保存した35歳女性が国内2例目

がん治療のために卵子ができなくなる恐れのあった女性(35)が、治療前に冷凍保存しておいた卵子を使って、がん克服後の妊娠に成功した。国内の民間不妊治療施設でつくる「A-PART日本支部」が8日に発表した。

「卵子冷凍保存によるがん治療後の妊娠」成功は、国内で2例目という。現在のところ、妊娠9週目で経過は順調だそうだ。

卵子を保存した「加藤レディスクリニック」(東京都新宿区)によると、女性が罹患したがんは、血液のがん「悪性リンパ腫」だった。冷凍保存の卵子でがん治療経験者が妊娠したのは、 2011年の大阪府の例が国内初だったが、無事に出産も成功した。

女性は悪性リンパ腫の抗がん剤治療中の2007年3月、 がん治療により卵子ができなくなる恐れがあったため、未受精卵子7個を採取。 がんを克服した後に結婚し、2011年8月から保存していた卵子を使った体外受精による不妊治療を始めていた。

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