がん根治できる新薬が3年後に

がん領域を専門とする米バイオベンチャー、ボストン・バイオメディカル(BBI社、マサチューセッツ州)が、世界初のがん幹細胞向け抗がん剤を開発中で、2015年に発売を計画中。

 

現在はまだ既存薬が無く治療できない「がん幹細胞」は、がんの再発や転移の原因となっている。新薬はこの「がん幹細胞」を攻撃することで、多くのがん治療に共通する課題である治療抵抗性、再発、転移に対する効果が大きいのだ。

 

開発中の世界初のがん幹細胞向け抗がん剤は低分子経口剤「BBI608」と「BBI503」。既に「BBI608」は北米で大腸がんに対する第3相臨床実施試験(フェーズ3)の実施準備段階に入っている。

 
BBI社は、大日本住友製薬が買収を発表した。開発中の「がん幹細胞向け抗がん剤」が実用化すれば、がん幹細胞の根治につながる薬ゆえに、多くのがん患者が待望している希望の抗がん剤新薬。

開発会社でも年間1000億円以上の売上となる期待の新薬ゆえに、開発が急がれている。

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